コピー大学賞

特別企画 修了生へのインタビュー ②

 

修了生へのインタビュー 平田 けいこさん 2018年受講生

コピー大学事務局(以下事務局):
平田さんが、そもそもコピーライターになりたいと思ったきっかけは何ですか?

平田さん:
コピーライターにこだわっていたわけではなく、何かしら文章を書く仕事をしてみたいと思っていました。
もともとはまったく関係のない仕事(金融や国際輸送のカスタマーサービスなど)をしていましたが、エッセイコンテストに応募して賞を獲ったこともあります。

文章を書く仕事をしたのは、会社が消滅して失職したのを機に、とりあえずクラウドソーシングで1000文字300円の案件を受注したのが最初です。

その後もクラウドソーシングで数十件の案件をこなしましたが、フィードバックがないので成長できないと思い、厳しい環境を求めてライターとして就職活動を開始しました。

33歳の未経験者を雇ってくれるとは一社しかなかったのですが、たまたまメーカーの制作部だったため自社広告を作るコピーライターとしてキャリアを積むことになりました。

事務局:
いろいろとご苦労されたのですね。「実践コピーライター講座」を受講したときは、どのような仕事をしていたのですか?

平田さん:
子育てを機にメーカーの制作部を退職し、フリーランスのライターをしていました。
当時は「コピーライター」とは名乗ってはいませんでした。

メーカーでの仕事内容はDMやフリーペーパーの制作などゴリゴリのコピーライティングだったのですが、社内での職種名が「ライター」だったため、自分がコピーライターだったという自覚がなかったのです。

「実践コピーライター講座」を受講しようと思ったのは、キャッチコピーに苦手意識があり、受講を決めたと記憶しています。

事務局:
現在は、どのような仕事や働き方をしていらっしゃるのですか?

平田さん:
フリーランスのコピーライターとして、企業サイトや求人誌の文章作成をしています。
オンラインの普及に伴いZoom取材の希望が増え、商圏が全国に広がりました。

子供がまだ小学生なので、基本的に在宅で働けるのは嬉しいですね。夫の仕事の都合で一時期ドイツに住んでいたのですが、台所で煮物を作りながらパソコンを広げて原稿を書いていたこともあります。

事務局:
いろいろとご活躍されていらっしゃるのですね。
ちなみに、受講前後でどのような変化がありましたか?

平田さん:
受講したのがだいぶ前なので、受講前後の変化はあまり覚えていないのですが、改めて受講時の添削メールを読み返したら、『けっこういいコピー書いているな』と思いました(笑)
会社員時代より明らかにレベルが上がったと思います。

クライアントからは、記事のタイトルや見出しを評価していただくことが多いですね。コピー大学で基本を学んだことが功を奏しているのかもしれません。

事務局:
コピーライターという仕事をしていて、やりがいを感じるときは?

平田さん:
お客様自身も気づいていない強みや魅力を見つけて言語化し、喜んでもらえることです。
私の仕事は大きく分けて「集客・売上の向上」「イメージ・ブランドの向上」の2つ。

前者の場合、文章を変えてすぐに申し込みが増えたり、何年にも渡ってお客様を集め続けたりして、「平田さんのおかげ」と感謝されています。

後者の場合はすぐに直接的な変化があるわけではないのですが、「自分の言いたかったことを言葉にしてもらえた」とのお言葉をよくいただきます。

事務局:
最後に、コピーライターを目指している人へのアドバイスをお願いします。

平田さん:
「テンプレートで文章やコピーは簡単に書ける」というフレコミがあふれています。
でもコピーライティングの基本が理解できていなければ、テンプレートに当てはめる言葉を選ぶことはできません。
安易な方法論に飛びつかず、理論をしっかり学ぶことをおすすめします。

事務局:
アドバイスならびに取材へのご協力、ありがとうございました。

 

プロフィール

コピーライター 平田 けいこ さん

金融機関のコールセンターなどを経て企業のインハウスライターに転職。専門職向けフリーペーパー、BtoBのパンフレット、ダイレクトメールなど紙媒体の広告制作を手がける。フリーランスに転身後はウェブマーケティングを学び、企業の公式サイトやランディングページなどウェブ媒体を中心に執筆を行っている。
第20回「コピー大学賞」の審査員を務める。

受賞歴
YBSラジオ1ミニッツストーリーCMアワード(佳作)、北野生涯教育振興会 事実に基づく小論文・エッセー(佳作)など。

■ホームページ https://hirata-writer.com/

■noteブログ https://note.com/keikowriter

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